双子37週出産(予定帝王切開)
朝ひなたを学校に送って少し早めに病院に行きました。そわそわしながら病院のロビーで待つ時間が続きました。
双子出産の予定時間が近づき待合の前に移動しました。早く会いたい気持ちと、母子共に安全を願う気持ちが交錯して、じっとしていられませんでした。
予定帝王切開(双子妊娠37週)でしたので時間は決まっていました。いよいよ手術が始まると、時間が止まったように感じました。予定より少し時間が過ぎてあおが保育器で運ばれてきました。

初めてその小さな顔を見ました。あおは、目をぎゅっとつぶって、手足を動かしていました。あおに会えたのはほんの数分でした。

少し遅れて、そらが来ました。そらは、ちょっと眠たそうにしていて、その姿がなんとも可愛らしかった。目を少し開けそらの泣き声が聞けました。
その瞬間、胸の奥にじんわりと暖かいものが広がりました。二人とも、元気に生まれてきてくれて、本当に良かった。こんなに小さな命が、僕たちの家族になってくれたんだと思うと、自然と感動しました。
ただ予定時間を過ぎてもママとはなかなか会えず、そのたびに胸のドキドキが止まリませんでした。
手術がようやく終わって、妻の顔を見たときは本当に安心しました。ママの強さと勇気に、心から感謝の気持ちが溢れました。
あおとそらの誕生が、僕たちの生活に新しい喜びをもたらしてくれたことに、深い感動を覚えています。
病院から帰るバスの中で、窓の外の空を見上げながら、ふと「あお」と「そら」という名前がとても自然に感じられました。広い空の下で、二人が自由に成長していく姿を想像するだけで、心が温かくなりました。
これからの双子育児にワクワクしつつ不安も感じながら、双子のパパ、男3兄弟のパパとしての新しい一歩を踏み出したんだ、と感じました。